『オニヤンマ』のネタバレ上等!!
『オニヤンマ』のご完読、まことにありがとうございます。
こちらはスペシャルコンテンツ(むしろネタバレ)となっております。
裏話的な話はまたいずれ…とは思うのですが、
さすがに本編を読んでいただく前に、これ↓を見られては面白くないだろうと思い、
本編の最終ページにリンクを貼らせていただきました。
そんな話。
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『オニヤンマ』の原案については、イラストのオリジナルギャラリー内の「鬼」の絵にあります。
あれもただ単に鬼の面の資料があって、それが描きたかっただけなのですけども。
どこか影を持った人物像を描いたところ妄想力に火が付き、
それでも何となく話を考えていたところでありました。
ま、そんなこんなでそんな折、某イラコンよりお声がかかり、
ファンタジーをテーマにイラストを描くことになりまして。
んじゃま、これを描いてみるか鬼の面大好きだし和風も好きだ、とそんなノリで
仕上げてみたのがこのイラスト↓
この時はこんなにどっぷり和に浸かった話を作ることは考えておらず、
ファンタジー要素の一環として清十郎にブーツを履かせてみた次第。
表情も…多分本編の清十郎はこんな顔はせんだろうに^^;
しかして原案の鬼の絵と、この絵とが上手い具合に頭の中で繋がって、
鬼の面を被っていて、さも鬼のように振舞ってきた青年が、
最後の最後で本当の鬼(しかも自分の面をつけた)に立ち向かう…
というシチュエーションが誕生。
そこにまた生来の敬語大好きと和風ブームが重なり、
現行の『オニヤンマ』が誕生したと言うところであります。
最初から書こうと思って書いた話ではないだけに、
『オニヤンマ』には不思議な何かを感じてならない、そんな感じ。
何にしても敬語を沢山使えて、私それだけで大満足なのである。
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ちなみに本編完結の10年後を舞台にした続編をまたまた妄想中。
主人公は大きくなった清二郎。
再びキッカケが訪れたなら書きたいけれど、とりあえずそれが来るまでは
心内にしまっておこうと思います。
今はとにかくご精読に激しく感謝!!
2008.11.14 時沢京子